ゼミをしました(2023.4.25)

 今日のゼミでは、迫さん(D)と吉田さん(D)の発表でした。迫さんは、教師の成長過程に関する研究で、題材として地域学習に着目されていました。これまでの教職現場における経験やPCKなどの新しい概念などについて学ぶ機会になり、非常に参考になったと同時に、教師に着目するうえで様々な視点が必要なことが理解できました。

 吉田さんは、修論までの実践を踏まえて教師の政治的中立性に関する研究についての構想を発表されていました。先行研究において、子供たちが教師の個人的見解について見解表明を希望していること、子供たちは教師の個人的見解に左右される可能性は低いことなど、教師の政治的中立性について影響が少ないとされている一方で、国は制限を要請しているといった状況に新しい示唆を与えられるのではないかと個人的に思っています。高校において実験的に授業を行うなどに当たっての「どこに」「どのような方法で」行うのかといった課題が出てきましたが、この研究が進むことで社会科教師の政治的立ち位置は大きく変化すると考えられ、今後の動向が気になる限りです。

 Dのお二方の論文の構成やRQの内容、方法論などは非常に参考になりました。今後卒業論文を作成するにあたって参考にしていきたいです。

                                 (B4 内田 智憲)

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