教職課程・現職研修カリキュラムデザイン発展研究

教職課程・現職研修カリキュラムデザイン発展研究では、以下の目標に基づいて、授業を進めます。詳しくはシラバスをご覧ください。

 

(1)教師教育者の専門性向上に関する欧米の研究動向を分析し、日本の現職研修の特色、意義や課題、そして改善の方策を提案できる

(2)教師教育者の視点から現職研修の取組を観察・分析し、日本の現職研修の特色、意義や課題、そして改善の方策を提案できる

 
 

2020.10.30

今回は前回のチャプター2、前々回のチャプター3を踏まえてこれまでの発表の振り返り、および重要な概念整理、そして日本の教師教育者の専門性開発への示唆を発表しました。
 【振り返り】では、チャプター2の担当者はチャプター2で扱われていた量的・質的研究のリサーチ・クエスチョンとその答えを簡潔にまとめました。チャプター3の担当者は筆者らが開発した概念モデルが象徴する意味内容について、開発者のKari.Smith. 先生へ送信したメールの回答をもとにまとめました。
 【重要概念整理】では、チャプター3での「アイデンティティ形成」、チャプター2での「エンパワーメント」という概念を整理しました。
 【日本の教師教育者の専門性開発への示唆】では、上記の概念からみた日本の教師教育者の専門性開発における課題の解決策として、セルフスタディが紹介されました。次回の特講は12月です、それまでは履修者は広島県の教員研修を観察し、12月以降にその成果を集中して共有します。【文責:今井祐介】

2020.10.23

 今回は、前回に引き続き、InFo-TEDの『Teacher Educators and their Professional Development』の翻訳・要約について発表がありました。担当章はチャプター2です。チャプター2は鍵概念となる「概念モデル」と政策立案者に対する提言について書かれています(写真)。
 InFo-TEDは世界各国で教師教育者のスタンダードが策定されているという動向に危機意識を持っているようです。なぜなら、彼らは教師教育者の複雑な実践はこのような規範的な枠組みで捉えることが難しいと考えているからです。そこで、彼らが提案するのが地図・共通言語として機能する「概念モデル」です。「概念モデル」は教師教育者同士の対話を促しますが、現状対話を行うコミュニティが不足していると彼らは訴えています。したがって、本章の最後では、政策立案者にその支援をお願いしたいと提言しています。
 「概念モデル」や政策立案者への提言を通してInFo-TEDの姿勢が少しずつ明らかになってきました。一方で、「概念モデル」の詳細についてはまだわかっていないことが多くあります。次回の発表に期待したいです。【文責:安藤瑛啓】


2020.10.16

 今回より、InFo-TEDの『Teacher Educators and their Professional Development』の一部を分担して読んでいきます。今回はチャプター3の「Researching the professional learning needs of teacher educators: results from international research」を翻訳し、まとめて発表しました。この章は、高等教育機関を基盤とした教師教師者を対象にした混合調査をまとめた章です。
 インタビューから様々な教師の声が明らかになり、教師教師者の様々な悩みが明らかになりました。印象に残ったのは、学校現場で働くよりも大学で働く方が1日が長く感じるというエピソードでした。草原先生からも大学教員の孤独さを教えていただき、共同研究やコミュニティ形成の必要性について考えました。
 今後、次回の発表を踏まえ、次次回で日本のおける教師教育への示唆を考えていきたいと思います。【文責:宇ノ木啓太】


2020.10.09

 本日より、本格的に「教職課程・現職研修カリキュラムデザイン発展研究」が始まりました。本講義では、①教師教育者の専門性向上に関する欧米の研究動向を分析し、理論や研究方法論の日本での活用可能性を議論できること②教師教育者の視点から現職研修の取組を観察・分析し、日本の現職研修の特色、意義や課題、そして改善の方策を提案できることを目標としています。そこで、今回から数回にわたって、InFo-TEDという教師教育者を支援する国際的な団体について研究していきます。今回は、InFo-TEDについての概説、分析対象の章構成や執筆者、序章について発表しました。講義中は、InFo-TEDが提供している「Conceptual Model」というモデルについては議論が弾みましたが、分からないことも多くありました。今後は、そのモデルを含めて分析対象についての内実を明らかにして、日本への示唆を得たいところです。【文責:神田颯】

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