中高教育実習入門

中高教育実習入門では、以下の二点を目的とします。

(1)授業を受ける「生徒」の立場から授業をつくる「教師」の立場へ視点の転換を図る。
(2)教師の視点から,授業を観察,開発,評価する方法とその目的を説明できる。

※授業は、TeamsとZoomを用いて行います。詳しくはシラバスをご覧ください。

【授業者】草原和博
【TA】守谷(D)・宅島(D)・今井(M)

以上4名が皆さんとともに授業を作り上げていきます

2020.07.29

 今日は,授業検討会において求められる授業評価の方法を扱いました。具体的には,オンデマンドで確認した動画および指導案をもとに,感想・質問・改善案の3つを3グループに分かれてそれぞれ話し合い,全体で共有しました。
 感想では導入での教師ー生徒間の応答の様子や,用いられる教材・教具に関心が集まっていました。質問では導入での教材の妥当性について関心が集まっていました。改善案では導入の改善案を示しました。
 ディスカッション後の発表の中では,意見を述べるときに,該当する象徴的な授業シーンを一緒に述べることの重要性を共有しました。また,TAの宅島さんからは,指導案に3色(感想・質問・改善案)で意見をまとめる具体的な手法が紹介されました。

 さて,今回の授業で全4回分の分科会は終了です。4回にわたり,被教育体験の振り返り,授業観察の視点と方法,授業開発の視点と方法,授業評価の視点と方法について学んできました。TAの私にとっては,みなさんが講義内で学んだ理論(目標ー内容ー方法ー成立条件)を使って自分たちの授業観察のクセをモニタリングしようとしていたことが印象的でした。皆さんのその吸収力が今後の講義でも活かされることを期待しております。

【文責 今井祐介】

2020.07.15

社会科授業の開発はできますか?という問いから始まりました。急に授業開発をするのはハードルが高いため、今回は「国際協力と日本の役割」の授業を視聴し、その授業目標を想定する活動を行いました。目標が隠された学習指導案をみながら、「①教師の思い(小単元設定の理由)」と「②本時の目標」を予想し、3班に分かれて議論しました。
 ①については、「ODAについて理解してほしい」「日本の支援を行う背景を理解してほしい」という知識目標から、「多面的・多角的視点を持ってほしい」「社会科の本質を見抜く力をつけさせたい」といった能力・態度目標まで意見が出てきました。②については、「日本の役割、ODAの基本的な知識」という理解目標から、それを考えること自体が目標なのではないか?という発言がみられました。日本のことを教えたいのか?それとも日本を事例に何かを教えたいのか?を議論しました。

前回の授業では指導技術や学習環境など授業の成立条件に着目する人が多かった中、今回は授業の目標という本質をシャッターで捉えられました。教師は自分の目標に基づき、目の前にいる子どものために教育内容をつくる授業のデザイナーであることを学びました。教材「を」教えるのか?教材「で」教えるのか?という視点を、いつまでも持ち続けてほしいと思います。

【文責 守谷富士彦】

2020.07.08

今回は授業観察の枠組みとして「目標・内容・方法・授業の成立条件」を学びました。まず,授業観察において「生徒目線」を克服し,同業者としての「教師目線」を身につける意義を共有しました。まず,TA3名はオンデマンドで視聴した授業「交通ネットワーク」の良い点・疑問点を共有しました。ここでは「授業のねらいと方法のつながり(今井)」「教室に存在する緊張した雰囲気(宅島)」「めあての共有手法(守谷)」という3者3様の観察視点を提示しました。そのあとに,3つのグループに分かれて,各学生の視点を共有し,類型化しました。

類型化することで,メンバーの視点がどこに集中しているのかを量的に理解できました。さらに「目標・内容・方法・授業の成立条件」という授業観察の枠組みを提示することで,自分たちの注目している視点がどこに位置づくかを客観的に見ることができました。 

【文責 今井祐介】

2020.07.01

教科別に分かれての中学校・高等学校教育実習入門が始まりました。今回のテーマは、「私/他者の記憶の中の社会科」。被教育体験を振り返り、以下の三つの学習課題に取り組みました。
(1)母校の一押し社会科授業
・精選された資料が載ったワークシート
・歴史的事象の多面的・多角的な考察
(2)社会科授業「あるある」
板書量が多い、歴史の先生が演技しがち、一方通行など。 チャットにあがった意見
(3)大学で身につけたい社会科教師としての専門性
それぞれが理想とする教師像を再認識しました。 チャットにあがった意見

なかでも(3)の課題は、授業を受ける「生徒」の立場から、授業をつくる「教師」の立場へと視点を転換させ、これから4年間で何を学んでいくのか、その第一歩となったのではないでしょうか。
次回以降、実際に授業を観察、開発、評価するための視点や方法について取り扱います。皆さんは社会科教師としてどんな専門性を身につけたいですか。
【文責:宅島大尭】

授業をつくる・教科を究める教師を育てる・新しい社会を描く

草原和博研究室

問い合わせは、メールでご連絡ください

場所

広島県東広島市鏡山1-1-1
教育学研究科A棟A404号室

連絡先

kusahara@hiroshima-u.ac.jp

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。