ゼミ生が修了・卒業しました(2024.03.23)

2024年3月23日に,令和5年度広島大学学位記授与式が挙行されました。これにより,草原和博研究室では,両角遼平(教育学研究科博士課程後期)・正出七瀬(人間社会科学研究科博士課程前期)が大学院を修了,内田智憲(教育学部)が大学を卒業しました。以下は,修了・卒業した3名からのご挨拶です。

〈両角遼平〉
2023年度より1年間,草原ゼミにてご指導をいただき,この度大学院博士課程後期を修了することができました。草原ゼミの特長は,異なる関心・専門性をもった学部生,大学院生,留学生,教員が一堂に会することです。私の執筆した論文に対して,個人では気づけなかった視点からのご指摘やご助言を数多くいただき,研究の質をぐっと高めていただきました。また,他のゼミ生の発表を通して,新たな研究の潮流や知見,方法論を学ぶことができました。研究に対しては批判的に,しかし各自の抱える悩みや葛藤には丁寧に寄り添うという草原ゼミの風土の中で,研究も私自身も豊かに育てていただきました。
新年度からは,私も大学教員としての一歩を踏み出します。草原ゼミで培った研究の知見や方法論,そして共に高め合い支え合う仲間・家族としての風土を大切に,私らしいゼミを学生たちと創りあげていきたいと思います。草原先生,ゼミ生の皆様,本当にありがとうございました。

〈正出七瀬〉
4年間ゼミでお世話になり,卒論と修論で全く異なるテーマの研究に取り組みましたが,「真の自由とは何か」という問いが根底にあることは共通しているように思います。
草原先生,在学生の皆さん,これまでに卒業・修了された皆様とのゼミを思い起こすと,名残惜しい気持ちもいっぱいですが,ここで学んだことを少しでも社会へ還元できるよう研鑽を重ねていきたいです。本当にありがとうございました。

〈内田智憲〉
当初草原ゼミが自分1人だけと聞いてとても不安になったことを覚えています。今振り返ると一人は一人でとても充実しており,草原先生をはじめ院生の方々がとても熱心に,かつ丁寧に様々なアドバイスをくださっていたので,とても濃い研究ができたと感じています。
私が行った研究は簡潔に言えば社会科の研究とは言えないものでしたが,社会認識のゼミだからと言って社会科に限定されているわけではありません。草原先生をはじめゼミ生の方々はとても幅広い知見をお持ちですので,本当に自分が研究したいことを研究できるし,周りからたくさんの情報やアドバイスをもらうことができます。「ゼミどうしようか迷っているんだよな~」とか,「〇〇を研究したいけどゼミがないな~」とか,「大学ってどのような研究をしているのかな~」,と考えている方はぜひ草原ゼミにお越しください!!
最後になりましたが,草原和博先生には大変お世話になりました。厚く御礼申し上げます。また,ゼミ生の皆様も未熟な自分に対して多くのアドバイスをして下さりありがとうございました。大学院進学をはじめ,またお会いする機会があったら声を掛けさせていただきます。